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R寺改修計画

鳥瞰図
アプローチ – 起(曼荼羅 / 3Dレンチキュラ / アート)
前庭 – 承(カメレオンガラス / ガラス製ベンチ / 御神木)
本堂内部 – 転(和紙 / 後光 / ガラス瓦)
後庭 – 結(さざれ石 / 敷瓦 / 提灯)


「物語性のある参拝空間へ」

おもしろい小説・話・ドラマなどには演出があり抑揚がある。それらは決してそのストーリーが単調にならないよう、綿密に物語が構築されて意図的に人の心を揺さぶる。このような演出された抑揚を物語性と名付けよう。この物語性は空間にも継承しうる。
 ところで歴史ある古い寺の本堂や庫裏へ、前庭と繋がりをもつ建築的装置として異質なコンクリートの量塊を貫入させてみる。そのある種、暴力的な操作が既存部分の存在感を際立たせ、さらに物語性により既存部分と融合し、暴力性は好奇心への起爆剤として転化する。そして人々は、流れるように本堂へ誘われる。

R寺改修計画

Architect : Hirai Ryosuke
Built : Unbuilt
Location : Kyoto

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