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HOTEL JIDAI


「歴史というシークエンスの具現化」

時代 – JIDAI と名付けられたこのホテルは客室が2階〜5階にあり、各フロアが「江戸」「室町」「戦国」「平安」の時代になぞらえて上層階へいくほど時代を遡る仕組みになっている。その時代遡行のメタファーとしてこの建築内部には真鍮目地が張り巡らされている。エントランスから始まり、EV内、各階共用廊下を通り各客室へ”JIDAI”線はいざなわれ、寝室のヘッドボード上の各時代を象徴した絵画へと最終到達する。その一連の体験を包み込む器としてこの建築はある。歴史の蓄積の物理的メタファーとして、床/天井/壁の操作を行う。1階ロビーでは床と天井に高低差をつけ、各客室では寝室部分の床を上げ、新設した壁にはタイルを施す。基本的な内装の仕上げをモノトーンに押さえ、その象徴とされる床/天井/壁のみ木やタイルという異質な素材を用いることによって、空間全体が引き締まり、さらに歴史を象徴する真鍮目地が加わることにより、住宅ではないホテルの非日常性が演出される。

HOTEL JIDAI

Architect : Hirai Ryosuke
Built : December,2018
Location : Kyoto
Furniture : ComfortQ

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