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S.S.S.改修計画


「内外部の相対化」

焼き物で有名な信楽町。信楽焼の魅力の一つは窯変による素朴な土の風合いにある。その仕上がりは窯で焼く前に素材である土、作家の手による形、気温や湿度に影響を受け窯の中で作品として完成される。この信楽焼の作家が集い制作場兼その作品を展示できるギャラリーを設計する計画が本計画である。当時、ドラマの舞台となっていたため一時的に観光客が増加していたものの、信楽町はいわゆる過疎化の地域で少子高齢化も著しく進んでいる。そんな中でどのように人を呼び込む空間が構築できるのかをまず考えた。既存建物は2本の道路に挟まれ、倉庫として利用されていた建物であったため、外部との接続は何も考慮されていない設計となっていた。そこでこの2本の道路をつなぐ「ストリート」を内部を貫通し設ける計画を行った。外部の延長としての内部空間はファサードのアイストップも付加することで各道路から観光客を呼び込みやすくし、相対的に内部空間の価値を高めるような計画として提案した。

この場での人と人との出会いが、お互いの価値観の共有や交換となり次の新しい創造に繋がるきっかけが生まれる場所になるように“シガラキ・シェア・ストリート”を提案する。建物は東西に細長い形状で、西側にギャラリー、東側にカフェを配置させ、中央にそれらをつなぐ吹抜空間を持ったエントランスを配置し、ゲストを自然と奥へと引き込む。これらの機能がゆるやかに繋がる“ストリート”を生み出す。

S.S.S.改修計画

Architect : Hirai Ryosuke
Built : Unbuilt
Location : Shiga

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