「ロードバイクを通したコミュニティ」

京都は南から北へ、緩やかな勾配を持つ都市でありながら東京ほ ど高低差はなく、学生たちも含め自転車文化が色濃い。近年は機能性や軽量性、デザイン性などからいわゆるママチャリではなく、クロスバイクやロードバイクを乗る人も増加し、関西圏でもレースイベントが数多く開催されている。しかしそのような流行に反して、京都ではロードバイク乗りの人達が集い情報交換や交流をする場が存在しない。さらには修理やカスタマイズとなれば従来の自転車屋に持っていくしか術がない。そこでこのゲストハ ウスはロードバイク乗りの人達が集うと共に、愛車と泊まり見せびらかすことができる場としてデザインする。この場がロードバイク乗りの人達が集うパイロットモデルとして京都で位置づけられ、ロードバイクを世の中に発信できる場として構築される。